炭は多様な分野で使用されている

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一般の家庭で炭を使用することがなくなってしまったので、知名度が低いのですが「おが炭(おがたん)」という白炭があります。大鋸屑(おがくず)を圧縮形成したものを白炭化したもので、1950年に日本で作られました。見た目は大きなちくわみたいな感じの中空の炭です。居酒屋さんや、炭火焼肉店で使用しているものです。備長炭のような手作業で作りませんが、構造はほぼ同じもので、燃焼の性能は見劣りしません。また備長炭のように爆ぜる(はぜる)ことはほとんどありません。形が揃っていることから、人工炭(練炭類)と思われていますが木を由来とするれっきとした炭です。

 

この「おが炭」に似たものがホームセンターで売られていますが、別のものです。
着火しやすいようにアルコールが含ませた物。これは着火剤としているはずです。
中国製の針葉樹を原料としたものは燃焼時間がまるで違います。本物は備長炭と同様、3〜5時間燃焼します。また、廃材を原料としたものは、ボンドなどに含まれるホルムアルデヒドを発生し有毒です。(直火焼きには使用しないでください。)
熱帯地方産のものでは、マングローブを由来とする海水が含まれていますから、燃焼熱に加え、この塩分で調理器を痛める可能性があります。

 

炭は「燃焼」以外にも多様な分野で使用されています。

  • 農業耕作地用。農業耕作地を大規模にアルカリ土壌に改良する「土地改良」に使用されています。
  • 水質改善。炭の「多孔質」を利用して汚染河川を蘇らせるプロジェクトに利用されています。効果は劇的で、川に魚が戻ったという報告もあります。
  • 融雪材。黒色ということに加え、アルカリが雪を溶かします。また、再氷結も防ぎます。炭自体は環境に影響がないため、雪解け時の除去作業が無用です。
  • 水質管理。抜群な浄化作用を利用します。小型観賞用水槽から大型水族館水槽まで全てに対応でき、大規模な水の浄化循環が低経費で可能です。
  • 家庭日用品。脱臭効果が高く、芳香剤ではないため環境に物質を放出しません。寿命も長く、家庭のあらゆる場所で活躍しています。 
  • 湿気取り。吸湿効果を利用します。物質の放出がないので、肌着、衣類の保管場所でも安心して使用できます。
  • 基礎建材。防湿、保温に有効で安価、かつ、安全であるため、大量に使用できます。 
  • 畜産。家畜、家禽のし尿処理材として使用されています。アンモニアなどの吸着に優れてえおり、使用後は燃料に回せるので、産業廃棄物を新たに作ることになりません。

都会派燃料だった炭

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山間部の台所には薪用の竈(かまど)、居間には囲炉裏(いろり)が設(しつら)えてあり、そこからは煙が出ます。この煙が当たるように、干したくあんや、鮭の干物を吊るしておけば日本の燻製「いぶりがっこ」と「鮭とば」が出来上がります。都市部で自家製燻製は作れませんでした。焼き鳥屋さんは、わざと煙を往来に出していますが、一般の屋内で七輪を使って秋刀魚を焼いたら大変なことになります。本当はこの焼き方が一番美味しいことは皆さん知っているとおりです。

 

料理に使用する炭は「備長炭」が持て囃されていますが普通の炭「黒炭」とどこが違うのでしょうか。
見た目は備長炭は白っぽい灰色です。これは、その炭の色ではなく、製作過程で付けられた色です。炭焼き釜から出された炭に「灰」をかけて冷やします。この時の色です。ですから、水で洗うと真っ黒です。
作り方も違います。炭焼き窯で蒸し焼きするのは同じですが、最後の処理が違っています。黒炭は、燃料材木に点火し、勢いよく燃え始めると窯を密閉させます。窯内を酸欠にし、蒸し焼きにします。そうすると、炭にする薪の細胞組織から強制的に酸素を絞り出しながら不完全燃焼が続きます。有機物質から酸素が取り除かれた状態になるので、燃料として非常に有効な「炭」となるのです。つまり、燃料として燃やされるときに酸化しやすいのです。この状態になることを「炭化」と言います。黒炭は、そのまま放置され、自然消火を持ちます。消火したら炭が出来上がりで、外へ取り出すだけです。
備長炭(白炭)は炭化が終わった頃、窯を全開にします。そうすると、勢いよく新鮮な空気が入り再燃が起こります。そのままでは灰になってしまうので、燃えている状態の炭を外へ出します。燃えていますから作業は困難極まるもので、しかし、素早く行わないと燃え尽きてしまいます。熟練した技術が必要です。取り出すのは長い鉄製の専用の棒状道具で取り出しますから、大きな窯では作業ができません。ですから小規模な窯となりそこにコストがかかります。取り出した炭に灰をかけて冷やすのと酸欠密閉消火を行います。

 

こうして出来上がった炭を白炭といい、中でも備中(現和歌山県)のウバメガシ(姥目樫)の白炭が最高級品として珍重されている備長炭です。非常に緻密であるため、割ると断面が金属光沢を放ち、ズッシリと重いです。その緻密さから、叩くと澄んだ金属音が鳴ります。高級な白炭であればあるほど着火が難しく、消火もしにくいです。

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